梅の栄養と健康効果

まだある梅肉エキスの効果

梅肉エキスの健康効果はまだまだあります。多彩なガン予防・改善効果もそのひとつです。梅肉エキスは、ベンツピレン(タバコの煙に含まれる)、最強の発ガン物質とされるカビ毒・アフラトキシンの変異原性を高い確率で抑制します。更には酵素(エンドヌクレアーゼ)に働きかけ、ガン細胞の自殺(アポトーシス)を誘導するのです。


これだけでも驚きの効果ですが、免疫細胞の要であるマクロファージを活性化しガン細胞の増殖も抑えてくれます。


白血病にも有効なことが実験で明らかになっています。抗ガン剤にも有効で、抗ガン剤自体の毒性を弱め、副作用を軽減してくれます。


梅肉エキスは肝臓ケアにも役立ちます。肝臓は複雑な働きをしていますが、重要なのは有害物質を無毒化する解毒作用です。これが弱ってしまうと大変です。豊富に含まれる梅肉エキスに有機酸は、肝機能を高めてくれ、アルコールなどの処理能力も高めてくれます。肝臓に脂肪が溜まる「肝脂肪」も防ぎます。


一転して梅肉エキスは、便秘や下痢にも効果があります。いろいろな胃腸障害に梅が有効なのは昔から知られていますが、それはやはり有機酸が効くからです。梅肉の有機酸には、胃液の分泌の正常化、消化吸収をよくする効果があります。そして「可逆性」が、腸のぜん動運動をちょうどいい具合にして、便秘と下痢にも効果を発揮します。


また、花粉症などのつらい症状をやわらげる抗アレルギー作用もあります。梅肉エキスはヒスタミンの放出を抑制して症状をやわらげます。アレルギーには、アトピー性皮膚炎、ぜんそく、花粉症など種類がありますが、花粉症は年々増えています。


花粉症の症状はくしゃみ、鼻水が代表的です。花粉症にかかわっている抗体が、花粉などに敏感に反応して、ヒスタミンが神経や血管を刺激し、アレルギーを起こします。そこで梅肉エキスはヒスタミンの放出を抑える薬と同様の作用をします。薬ではないので、副作用がありません。長期間利用しても安心です。